📋 この記事でわかること
買い替えで不要になった洗濯機や乾燥機は、状態がよければ中古品として買取に出せます。この記事では、洗濯機・乾燥機の買取相場をタイプ別に整理し、需要が集中する「製造年5年以内」という目安や、ドラム式・縦型全自動・乾燥機それぞれの査定基準を解説します。あわせて、大型家電ゆえに出張買取が基本になる理由と、その際に知っておきたい特定商取引法・クーリングオフの注意点、少しでも高く売りやすくする準備のコツまでまとめました。相場はあくまで執筆時点の目安として、複数社の査定を比べる材料にしてください。
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1. 洗濯機・乾燥機の買取は「製造年」で勝負が決まる
洗濯機や乾燥機は、テレビや冷蔵庫と並んで中古市場でも動きの大きい大型家電です。費用を抑えたい単身者や家庭にとって中古の洗濯機は身近な選択肢で、状態のよい個体には一定の需要があります。買い替えで外した洗濯機を、処分ではなく買取に回せるケースは少なくありません。
ただし、家電の買取で最初に見られるのは見た目でもブランドでもなく「製造年」です。中古家電を扱う業者の多くは、製造からおおむね5年以内を買取の主戦場としており、7〜8年を超えると買取自体が難しくなる傾向があります。まずは自分の洗濯機が何年製かを確認するところから始めましょう。
本記事で扱う金額はいずれも執筆時点の目安であり、実際の買取相場は機種・状態・地域・時期で上下します。数字は基準の感覚をつかむ材料として読み進めてください。
2. 洗濯機の買取相場|タイプ別の目安
洗濯機はおおまかに「縦型全自動」「ドラム式(洗濯乾燥機)」「二槽式」に分かれ、それぞれ相場の水準が違います。ドラム式は新品価格が高いぶん中古でも評価されやすく、シンプルな縦型全自動は台数が多いため手頃な価格帯で流通します。おおよその目安は次のとおりです。
| タイプ | 製造年5年以内の買取目安 |
| 縦型全自動(5〜7kg) | 3,000〜15,000円前後 |
| 縦型全自動(8kg以上・上位機) | 10,000〜25,000円前後 |
| ドラム式洗濯乾燥機 | 20,000〜80,000円前後 |
| 衣類乾燥機(電気式) | 3,000〜15,000円前後 |
あくまで幅のある目安ですが、ドラム式は上位機なら数万円台の後半がつくこともあり、洗濯機のなかでは頭ひとつ抜けた評価になりやすいカテゴリーです。逆に製造年が古い縦型は、動いていても数千円、あるいは引き取り扱いになることも珍しくありません。
3. ドラム式洗濯乾燥機の査定基準
ドラム式は洗濯機のなかでも新品価格が高く、20万円を超えるモデルも多いため、中古でも一定の金額が期待できるカテゴリーです。パナソニックのキューブル、日立のビッグドラム、東芝のザブーンといった人気シリーズは名前が通っており、製造年が新しく状態がよければ、上位機で数万円台の査定になることもあります。
ドラム式で特に見られるのが乾燥方式です。電気代を抑えやすいヒートポンプ方式は、ヒーター方式より評価されやすい傾向があります。加えて、洗剤・柔軟剤の自動投入や大容量、温水洗浄などの上位機能があると需要につながりやすくなります。逆に構造が複雑なぶん故障やエラー表示が出やすく、乾燥フィルターや排水の詰まりで動作が不安定だと、大きく減額されるか買取不可になる点には注意が必要です。
また、ドラム式は本体が大きく重量もあるため、後述のとおり出張買取が前提になります。搬出経路(玄関幅・階段・エレベーターの有無)も査定額や引き取り可否に影響するため、申し込み時に設置場所を伝えておくとやり取りがスムーズです。
4. 縦型全自動洗濯機の査定基準
縦型全自動は、日本の家庭でもっとも広く使われているタイプです。中古市場でも台数が多く需要も安定しているため、製造年が新しければ手頃な価格帯でコンスタントに買取されます。5〜7kgの標準サイズは一人暮らし向けとして人気があり、8kg以上や、インバーター搭載・風呂水ポンプ付きといった上位機は、やや高めの査定になりやすい傾向です。
縦型は構造がシンプルなぶん故障が少なく、動作確認さえ問題なければ査定が通りやすいのが利点です。一方で、単価が高くないため、汚れやカビ、サビの有無といった状態面が相対的に大きく効いてきます。洗濯槽の裏側や投入口まわりの黒カビは減額の代表的な要因なので、後述の清掃で印象を整えておくと差が出ます。
なお、二槽式洗濯機は現行の一般家庭ではほとんど見かけなくなりましたが、業務用途や特定の層で根強い需要があり、状態のよい個体は思わぬ評価を受けることもあります。古いから値がつかないと決めつけず、まずは査定に出してみる価値はあります。
5. 衣類乾燥機・乾燥機単体の査定ポイント
洗濯機とは別に、衣類乾燥機(いわゆる「乾太くん」に代表されるガス式や、電気式のコンパクト乾燥機)も買取の対象になります。ドラム式の普及で新規需要はやや落ち着いていますが、洗濯機はそのままに乾燥機能だけ足したいという層があり、製造年が新しく動作が安定していれば一定の評価が期待できます。
乾燥機の査定では、乾燥容量、ヒーターの効き、ドラム内やフィルターの汚れ・焦げ付きが見られます。フィルターに綿ぼこりが固着していたり乾きが弱くなっていたりすると、動作はしていても評価が下がりやすくなります。「乾燥機 査定」で調べている方は、専用台や排湿ダクトなどの付属品、取扱説明書が手元にあるかも確認しておきましょう。
6. 製造年・型番が査定を左右する仕組み
家電の買取で製造年が重視されるのは、中古品の売値が「発売からの経過年数」と強く連動しているからです。業者は仕入れた洗濯機を清掃・整備して再販しますが、製造から年数が経つほど故障率が上がり、保証リスクも高まります。そのため、新しいほど高く、古いほど安く、という評価軸が生まれます。
製造年は本体背面や側面の銘板シール、あるいは扉裏のラベルに「製造年月」として記載されているのが一般的です。型番(品番)もこの銘板に載っています。査定を申し込む前に、この2つを控えておくと、業者側もデータベースと照合して概算を出しやすくなり、やり取りが早く進みます。写真で銘板を撮っておけば、電話やフォームでの相談時にそのまま使えます。
7. 状態・付属品・動作確認で変わる金額
製造年と型番で大枠が決まったあと、最終的な金額を左右するのが状態です。洗濯機・乾燥機の査定で特に見られるのは、次のような点です。
- 正常に運転できるか(給水・排水・脱水・乾燥の各動作、エラー表示の有無)
- 洗濯槽内・パッキン・フィルターのカビ、水アカ、臭い
- 外装の目立つキズ・サビ・へこみ、表示パネルの割れ
- 給水ホース・排水ホース・取扱説明書などの付属品の有無
とりわけ重要なのが動作確認です。中古家電は「動くこと」が前提なので、通電しない・脱水しない・乾燥が効かないといった不具合があると、査定額は大きく下がるか買取不可になります。出張買取では現地で通電チェックを行う業者も多いため、思い当たる不調がないか整理しておくとよいでしょう。
付属品では、ホース類と取扱説明書が揃っているかが地味に効きます。とくにドラム式は輸送用のボルト(固定金具)が残っているかどうかも問われることがあり、購入時の付属品を保管していた方が有利になりやすいです。
8. 大型家電は出張買取が基本になる理由
洗濯機・乾燥機の買取が、ブランド品や小型ガジェットと大きく違うのは「送れない」という点です。本体が大きく重いうえ、設置には給排水の接続作業が伴います。とくにドラム式は70〜80kg級の重量になるものもあり、個人が箱詰めして宅配便で送るのは現実的ではありません。
そのため、洗濯機・乾燥機は業者が自宅まで来て査定・引き取りまで行う出張買取が基本になります。取り外し・搬出まで業者が対応してくれるケースが多く、重い本体を自分で運び出す必要がないのは大きな利点です。一方で、出張買取は業者が住居内に入り、その場で契約が進むため、次章で触れる法律上のルールも知っておくと安心です。
買い替えと同時に手放すなら、新しい洗濯機の設置と古い洗濯機の引き取りをまとめて頼めるか確認しておくと、洗濯できない空白期間を短くできます。
9. 出張買取の契約条件|大型家電は訪問購入規制の対象外
業者が自宅に来て買い取る場合でも、すべてが特定商取引法の「訪問購入」の規制対象になるわけではありません。洗濯機や乾燥機など、携行が容易でない家庭用電気機械器具は対象外です。消費者庁の適用除外の案内を踏まえ、契約前に業者のキャンセル条件を確認してください。
洗濯機・乾燥機のような携行が容易でない家庭用電気機械器具は、特定商取引法の訪問購入規制の対象外です。そのため、出張買取でも、この制度による8日間のクーリングオフは使えません。業者独自のキャンセル条件と、取り外し・搬出の費用を契約前に確認してください。 クーリングオフが使える前提で品物を渡さないようにしましょう。
注意したいのは、依頼していない品物まで強引に買い取ろうとする、いわゆる「押し買い」です。当初の話になかった品まで持ち去ろうとする業者には、はっきり断って構いません。少しでも不安を感じたら、その場で即決せず、家族に相談する・複数社を比べるといった対応が有効です。信頼できる業者は、古物営業の許可を得て営業し、契約条件やキャンセル費用の説明もていねいです。高齢のご家族が一人で対応する場面では、できるだけ家族が同席し、複数の見積もりを取って判断することをおすすめします。
10. 買取に出す前の準備|高く売りやすくするコツ
同じ洗濯機でも、ちょっとした準備で査定の印象は変わります。まずは外装と槽内の清掃です。糸くずフィルターのゴミを取り除き、洗剤投入口や扉パッキンのカビ、水アカを拭き取っておくと、清潔感が伝わり評価につながりやすくなります。槽洗浄コースがある機種は、査定前に一度回しておくと臭い対策になります。
次に、付属品と情報の準備です。給排水ホース、取扱説明書、保証書、ドラム式なら輸送用ボルトなど、購入時に付いていたものをまとめておきましょう。前述の製造年・型番も控えておくと、事前の概算相談がスムーズに進みます。
そして、売るなら早めが基本です。家電は時間の経過とともに製造年が古くなり、後継機の登場で評価が下がっていきます。「そのうち」と置いておくほど不利になりやすいので、使わないと決めた時点で査定に動くのが、高く売りやすくするいちばんのコツです。
11. 売るタイミングと複数見積もりの活かし方
洗濯機・乾燥機は、需要が高まる時期に売ると評価が伸びやすくなります。とくに新生活が始まる2〜3月前後は、中古の洗濯機を探す人が増え、業者も在庫を確保したがる時期です。買い替えの予定があるなら、この時期に合わせて動くと条件が整いやすくなります。
そして、金額に納得して手放すために欠かせないのが相見積もりです。中古家電の評価は業者ごとの在庫状況や再販ルートによって差が出るため、1社だけの提示額が高いのか安いのか、比べてみないと判断できません。2〜3社に概算を出してもらい、金額だけでなく取り外し・搬出費用の有無や、契約条件・キャンセル費用の説明のていねいさも見比べると、安心して任せられる相手が見えてきます。
12. まとめ:洗濯機・乾燥機は製造年を確認し、出張買取を複数社で比べる
洗濯機・乾燥機の買取は、まず製造年を確認することから始まります。おおむね5年以内であれば中古需要が見込め、ドラム式の上位機なら数万円台の査定も期待できます。縦型全自動は台数が多く安定して売れ、動作確認と清掃で印象を整えることが評価につながります。乾燥機単体も、製造年が新しく動作が安定していれば買取の対象です。
洗濯機・乾燥機のような携行が容易でない家庭用電気機械器具は、特定商取引法の訪問購入規制の対象外です。そのため、出張買取でも、この制度による8日間のクーリングオフは使えません。業者独自のキャンセル条件と、取り外し・搬出の費用を契約前に確認してください。押し買いのような強引な業者には即決せず、家族の同席や複数見積もりで身を守りましょう。使わないと決めたら早めに、そして必ず複数社を比べて――この二つを押さえておけば、不要になった洗濯機を損なく手放しやすくなります。まずは気軽に無料査定を受けて、いまの相場感をつかむところから始めてみてください。
よくある質問(FAQ)
製造年が何年までなら洗濯機は買取してもらえますか?
明確な線引きは業者ごとに違いますが、多くの中古家電業者は製造からおおむね5年以内を買取の中心にしています。5年を超えると値がつきにくくなり、7〜8年を超えると買取自体が難しくなる傾向です。ただしドラム式の上位機や状態が非常によい個体は、目安より長めに評価されることもあります。まずは製造年と型番を伝えて概算を取ってみるのが確実です。
ドラム式洗濯乾燥機はいくらくらいで売れますか?
執筆時点の目安として、製造年5年以内で状態がよければ2万〜8万円前後の幅で査定されることが多いです。人気シリーズの上位機やヒートポンプ乾燥、自動投入などの機能があると評価が伸びやすくなります。逆にエラー表示や乾燥不良があると大きく下がるため、実額は必ず複数社の査定で確かめてください。金額はあくまで目安です。
洗濯機は宅配で送って買取してもらえますか?
洗濯機・乾燥機は大きく重く、給排水の取り外しも伴うため、宅配買取には基本的に向きません。業者が自宅まで来て査定・搬出まで行う出張買取が一般的です。取り外しから運び出しまで対応してくれる業者が多いので、重い本体を自分で運ぶ必要はありません。搬出経路が狭い場合は、申し込み時に設置場所や玄関幅を伝えておくと安心です。
出張買取に来てもらった後でも契約を断れますか?
洗濯機・乾燥機のような携行が容易でない家庭用電気機械器具は、特定商取引法の訪問購入規制の対象外です。そのため、出張買取でも、この制度による8日間のクーリングオフは使えません。業者独自のキャンセル条件と、取り外し・搬出の費用を契約前に確認してください。 判断を急がず、見積書を家族と確認してから決めてもかまいません。
古くて動くか不安な洗濯機でも査定してもらえますか?
動作に不安があっても、まず相談してみる価値はあります。買取の対象外でも、無料引き取りや処分費用がかかるかたちで引き取ってもらえることがあります。ただし中古家電は「動くこと」が前提なので、通電しない・脱水しないといった不具合があると買取は難しくなります。査定時に「値がつかない場合はどうなるか」まで確認しておくと、その後の判断がしやすくなります。
縦型とドラム式では、どちらが高く売れますか?
一般に、新品価格の高いドラム式のほうが中古の査定額も高くなりやすいです。縦型全自動は単価こそ控えめですが、台数が多く需要が安定しているため、製造年が新しければコンスタントに買取されます。どちらも製造年・状態・付属品の有無で評価が変わるので、タイプだけで有利不利を決めず、実際の査定額で比べるのがおすすめです。
査定前に自分でやっておくべき準備はありますか?
糸くずフィルターの掃除や、投入口・パッキンのカビ・水アカを拭き取っておくと印象がよくなります。給排水ホースや取扱説明書、保証書、ドラム式なら輸送用ボルトなどの付属品をまとめておくのも有効です。あわせて背面の銘板で製造年と型番を控えておくと、事前の概算相談がスムーズに進みます。特別な道具は必要ありません。
高く売りやすい時期はいつですか?
新生活の準備が本格化する2〜3月前後は、中古の洗濯機を探す人が増えるため、業者も在庫を確保したがり、条件が整いやすい時期です。とはいえ家電は時間が経つほど製造年が古くなり評価が下がるので、時期を待ちすぎるのは逆効果になることもあります。使わないと決めたら早めに動き、複数社の見積もりを比べて判断するのが基本です。
✏️ 森田 蓮より
洗濯機や乾燥機は型番と製造年を伝え、取り外しや搬出の費用を確認してください。査定額から諸費用を引いた受取額で比較し、買取できなかった場合の扱いも聞いておきましょう。
監修:行政書士 山本 愛
