📋 この用語の要点
純度落ちは貴金属の刻印純度(K18=75%など)より実際の純度が低い状態。製造時の混合誤差・偽造・長期使用での表面剥離などで発生する。査定時に専門業者が比重・XRF分析で測定し、純度補正がかかる。
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純度落ちとは
純度落ち(じゅんどおち)とは、貴金属製品に刻印された純度刻印(例:K18・Pt900)よりも、実際の純度が低い状態のこと。製造時の合金混合誤差、不正製造による偽造、または長期使用による表面剥離(メッキ層との混同)などが原因で発生する。買取査定では比重測定や蛍光X線分析(XRF)で実純度が測定され、純度落ちが見つかると地金価値が大幅に減額される。
純度落ちが発生する原因
- 製造時の合金誤差:海外製品で多い。許容範囲(±0.5%)を超えるケースがある
- 偽造・不正刻印:実純度14金なのに「K18」と刻印された違法品
- 金張り・金メッキ品の誤判:「GP」「GF」表記がなく「K18」のみ打たれた粗悪品
- 長期使用・修理跡:はんだ付け・接合部の合金混入
- 歯科用金合金:歯科治療用の金は地金として通用しないことが多い
純度落ち発覚時の査定減額
K18刻印で実純度70%(K16.8相当)と判定された場合、地金価値は刻印基準より約7%減額される。さらに「刻印違反品」として、信頼性の低い加工品とみなされる。減額幅の例:金1g=1万円相場時、K18の場合は1g=7500円が計算基準。純度70%(K16.8)と判定されると1g=7000円相当に下がる。10g製品なら2万円の額面が1万8千円〜1万9千円になる計算。
正確な純度を測る方法
- 比重計測:水中重量を測定し、密度から純度推定(非破壊)
- 蛍光X線分析(XRF):表面元素を非破壊で分析。精度高い
- 試金石による試液テスト:表面を試金石に擦り、酸で反応を見る(微小な傷が残る)
- ICP発光分光分析:研究機関レベルの精密分析(破壊検査)
純度落ち品の見分け方(事前チェック)
消費者が事前に純度落ちを見抜くのは難しいが、次の点が手がかりになる。(1)同サイズの本物より明らかに軽い、(2)磁石に反応する(金は反磁性、磁石に引かれない)、(3)刻印が浅い・不鮮明、(4)海外製造(「Made in 〇〇」表示でメーカー不明)、(5)購入元が信頼できない。少しでも疑問があれば、鑑定書付きの専門査定業者に持ち込もう。
税務上の留意点
純度落ちが原因で売却額が大きく下がっても、譲渡所得計算では実際の売却額を使う。本来の刻印通りの純度なら高く売れたはずという機会損失は、税務的には反映されない。相続税務で動産評価する際、刻印純度ベースで評価していると過大計上になるため、相続税申告前に純度確認を行うことをおすすめする。
よくある質問(FAQ)
純度落ちは誰が監修していますか?
本記事は税理士 増田 良之が監修しています。
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✏️ 編集部より
純度落ちは買取・現金化の現場で頻出する重要用語です。基本を押さえておくことで、契約や査定の場面でトラブルを避けられます。
税理士 増田 良之
監修:税理士 増田 良之
