📋 この用語の要点
二重査定は、最初の電話やWEBで高額を提示し、現物確認後に「キズが多い」「相場が下がった」など理由をつけて大幅減額する手口。悪質業者の典型パターンで、特商法・古物営業法の指導対象となる。
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二重査定とは
二重査定(にじゅうさてい)とは、買取業者が初期段階で高額の概算査定を提示しておき、現物を見たあとの最終査定で大幅に値段を下げる行為を指す。出張買取や宅配買取の現場で起きやすく、消費者庁や警察にも繰り返し相談が寄せられている悪質な営業手法だ。
二重査定の典型的な流れ
- 電話やWEB問い合わせで「ブランドバッグなら○万円で買い取ります」と提示
- 自宅訪問または品物到着後、「キズがある」「需要が落ちた」「在庫過剰」など複数の理由を挙げる
- 提示額の1/3〜1/10まで減額された金額を提示
- 「ここまで査定したので売らないと困る」「キャンセル料が発生する」と圧力をかける
- 断れない雰囲気で即決を迫る
二重査定が違法になり得る根拠
- 特定商取引法(訪問購入に関する規制):不実告知・重要事実の不告知が禁止
- 古物営業法:古物商は正確な査定と適正な取引が義務
- 景品表示法:実際と異なる金額提示は優良誤認・有利誤認に該当しうる
- 消費者契約法:困惑させて契約させる行為は取消可能
悪質業者の見抜き方
事前にチェックする項目
- 古物商許可番号がWEB・名刺に明記されているか
- 会社所在地・固定電話・代表者名が公開されているか
- 口コミやレビュー(Googleマップ・SNS)に「査定が違った」「強引」の声が多くないか
- 鑑定書や真贋の根拠を提示するか
査定中に注意するサイン
- 事前提示額との差が大きいのに、具体的な減額理由が曖昧
- 「他社では絶対この値段にならない」と相見積もりを妨害する
- 名刺を渡さない、許可番号を口頭で誤魔化す
- 家の中の別の品物までしつこく見せろと迫る
二重査定に遭ったらどう対応するか
- その場で売却を断る(クーリングオフの権利説明があったか確認)
- 引渡し済みでも、訪問購入なら8日以内にクーリングオフ可能
- 業者の社名・許可番号・担当者名・査定書を必ず控える
- 消費者ホットライン「188」(いやや)に相談
- 悪質な場合は警察の生活安全課または最寄りの警察相談ダイヤル「#9110」へ
二重査定を避ける予防策
- 必ず2社以上で相見積もりを取る
- 査定額の根拠(モデル名・型番・状態評価・相場参照)を文書で求める
- 出張買取は家族・友人に同席してもらう
- 宅配買取では「事前金額と差異がある場合は無料返送」の規約があるかを必ず確認
- レコーダーで査定の様子を録音しておく(自衛として有効)
正規業者の特徴
大手チェーン買取店や信頼できる地域業者は、概算査定と本査定の差を出さないよう「写真事前査定」「品目別の状態減額表」を公開している。差異が出ても、根拠を明示し、納得できなければキャンセル可能。出張買取で家を訪れる前に「概算と現物査定で大きく違う場合の取り扱い」を電話で確認するだけでも、悪質業者を避ける効果がある。
よくある質問(FAQ)
二重査定は誰が監修していますか?
本記事は行政書士 山本 愛が監修しています。専門領域に基づいた正確な情報提供を心がけています。
二重査定に関する相談はどこにすればいいですか?
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✏️ 編集部より
二重査定は買取・現金化の現場で頻出する重要用語です。基本を押さえておくことで、契約や査定の場面でトラブルを避けられます。疑問があれば編集部までお気軽にお問い合わせください。
行政書士 山本 愛
監修:行政書士 山本 愛
